前々から気になっていたのに読んだことがなかった一冊!
今回紹介するのは、島本理生さんの『シルエット』です。
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『シルエット』は島本理生さんのデビュー作が収められた一冊です。
「ヨル」
「植物たちの呼吸」
「シルエット」
上から著者が、十五歳、十六歳、十七歳の時の作品です!
衝撃的ーーー!!!
私の十五歳〜十七歳って、アホしてました。
毎日ぽやーと生きて、気がついたら時間が経っていました(汗)
なので、その時に文壇デビュー、すごいです! 雲の上の存在です!
当時の私が恋愛ものを執筆しても、こんな風に味わい深くは絶対に描けなかったです。
自分の恋愛経験の乏しさが虚しい(涙)
愛を貫いた女性の物語『ピンク&シュガー』
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三作品の中でどれが好き? と問われたら、迷いなく『シルエット』です。
この作品の濃密具合が素敵。
私が以前付き合っていた同級生・冠くん。
冠くんに振られて、勢いのまま関係を持った藤野。
そして今の彼氏・大学生のせっちゃん。
揺れる乙女心と、叶わなかった恋への想い。
タイミングが合わない恋ってのはあるよなぁ、と悲しくなりました。
それでも、前を向いて生きなくてはならない。
後味がなんとも綺麗で、好きです。
気になる方は是非!
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