青春小説を読もう!
ということで今回手にしたのは、大澤めぐみさんの『6番線に春は来る。そして今日、君はいなくなる。』です
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郷津香衣、諏訪隆生、丸山龍輝、峯村セリカ。
同級生の四人が高校三年間を過ごす中、少しずつ変化していく関係を丁寧に描いた作品!
視点が、郷津香衣→諏訪隆生→丸山龍輝→峯村セリカと変化していって、少しずつ「あの時はそんなこと考えていたんだー?!」とわかる物語構造をしています。
それぞれが心中で考えていることと、それを表面から受け取る他者のズレがリアルで、ドキドキしながらあっという間に読んでしまいました!
甘酸っぱい……甘酸っぱかった……。
そして、それぞれが迎える春。
将来を模索し、選択し、成長する。
すごく良かった……これぞまさに青春……。
愛を貫いた女性の物語『ピンク&シュガー』
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本書のイラストをもりちかさんが描かれています。
表紙に、開いてからのカラーページ。各章の扉。
すごく素敵!
各章を読み終えた後、扉絵を見ると感慨深いものがあります。
フルカラーで見たかったなぁ。
本の体裁としてはライトノベルを踏襲していて、キャラの叫びは「!」「?」を多用しているので、ポップ。
私が好きだった頃のライトノベルをいい塩梅に取り入れていて、好き。
若さの発露って、文章にするとこんな感じだよなぁと。
ちなみに、私は「峯村セリカ」の章の最後、泣きました。
あれはあかん。泣いてしまう。私のツボに刺さるやつ。
気になる方は是非!
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