ツイートと思うこと

ツイートまとめ

令和5年6月20日のツイートと、思うこと。

純文学は、売れません。売れぬのです!
よっぽど取り上げられない限り、売れないのが宿命!(涙)

採算合わないはずなのに、それでも文芸雑誌がある現状は、本当にありがたいなぁと思っています。
「売れるのが正義」なら、純文学は早々に淘汰されていたはず。

文芸雑誌を出してくださる出版社様、ありがとうございます!

だからこそ、ファンタジーが可哀想で。
どんなに素敵な作品を執筆しても、専門の雑誌がないから発表できない。
雑誌がないから、ファンタジーを専門に読み込む作家さんや編集者も育たない。
悲しすぎる。

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本格ファンタジーとなろう系で創作界隈が燃えるのも、この「発表の場がない」問題が根深いなって思っています。

なろう系やライトノベルは「売れるのが正しい」というスタンス、ですよね?
(そういう認識)
だからランキング上位にあるのが正しいし、PVやブクマが多いのが正しい。
コミカライズしたりアニメ化する作品が偉い。
売れる作品が絶対正義、なのかな。

本格ファンタジーがどのようなものなのか、私はきちんと理解できていません。
でも、なろう系やライトノベルとは違う、骨太な作品群なのだろうと予想しています。
読みやすい、わかりやすい、気軽に読んでおしまい、な作品ではない。
たった一人の生き様を追いかけるのではなく、大勢の人たちが一度は考えるであろう人生哲学が物語の中に織り込まれていたりする作品、と認識しています。
だからなろう系やライトノベルのような、瞬間風速的な売り方はできないかと。

そうなると、なろう系やライトノベルの方達が正しいとする基準で本格ファンタジーは推し量れなくなります。
だって、本格ファンタジーは「売れること=正しい」ではないから。
大事なのは、そこに世界を描けているのか。時代を描けているのか、になるかと。

だから、なろう系やライトノベルを執筆している作家さんからすると、本格ファンタジーは「間違っている」ことになるのかなって。
だって、コミカライズしたりアニメ化しないから。

でも、この「売れる作品が絶対正義」となると、純文学は悲しいことに(涙)
受賞しても全然話題にならなかったりするので純文学(涙)

「売れる」「売れない」はわかりやすい指標だけど、それだけで作品を語るのは少々乱暴だよなぁ、と思ったりしています。

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