天邪鬼な人間なので「大ヒットした作品は読みたくない」をこじらせ、ずっと読んでいなかった一冊(笑)
小川洋子さんの『博士の愛した数式』です。
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映画化した作品なので、ほとんどの人が物語の筋をご存知かと。
記憶が80分しか保たない博士と、家政婦の主人公と、その息子ルートの温かな交流の物語です。
合間合間に主人公や博士の人生が垣間見えて、穏やかな日々がちょっとずつ崩れていく様は物悲しい。
多くの人に愛されて、大ヒットした小川洋子さんの作品です。
小川洋子さんは、私の高校の先輩になります。
(直接面識はないですよ?!)
でも、その、うん。私、小川洋子さんの作品はそんなに読んでいなくて(汗)
こう、好きなポイントからちょっと離れているとでもいいますか(汗)
先輩だから、読まなくちゃとは思ってはいるのです(汗)
頑張るぞぃ!
愛を貫いた女性の物語『ピンク&シュガー』
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私の感想としては、綺麗な作品だったなぁ、と。
こう、醜い部分はオブラートに包んであって、嫌な気持ちにならないように配慮されていて。
美しい思い出を大事にしている。そんな作品だなぁって。
もし私が同じ題材で描いたとしたら、もっとドロドロさせちゃう。
醜く残酷な面を表に出しちゃう。
美しすぎて。
私の作風とはまるで違うから、なんだか新鮮でした。
穏やかで優しくはあるのだけど、そればかりではない。
そんな作品が好きな人は、好きだと思います。
大ヒットした作品です!
穏やかで優しい物語を読みたい方は是非!
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なぜシロクマ書庫は解散したのか?『シロクマの背に乗る』
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