【読書記録】『百瀬、こっちを向いて。』

読書記録

タイトルは前々から知っていたのですが、なんとなく手に取っていなかった一冊。
中田永一さんの『百瀬、こっちを向いて。』です。

本書は中田永一さんの短編小説集です。
収録されている作品は以下。

「百瀬、こっちを向いて。」
「なみうちぎわ」
「キャベツ畑に彼の声」
「小梅が通る」

こう、キラキラした青春を送ってこなかったので、つい避けていました!
今回、「青春系も読まなくては」と思い立ち、読みました。

感想。読んでよかった!!!

愛を貫いた女性の物語『ピンク&シュガー

表題作である「百瀬、こっちを向いて。」より、他の三作品が、いい!!!
「なみうちぎわ」「キャベツ畑に彼の声」「小梅が通る」のどれがいい? と質問されたら、すごく迷う。
けど、「なみうちぎわ」が一番好きかなぁ。

「キャベツ畑に彼の声」は、先生と生徒の恋物語。
うん、いいなぁ。ちょっとした仕掛けが素敵だったの。
「小梅が通る」は、ブスな私でも好きになる人がいるのか? という、乙女の悩みの物語。
ハラハラしました! 良き〜。

「なみうちぎわ」は、いい。すごく好きなタイプの作品。
先生が眠っていた5年間。少年の胸中を想像すると、ぎゅっとする。
いいなぁ。こういった恋愛物語、好きです!
この後、二人はどんな人生を歩むのか、空想するとそわそわします。
幸せになってほしいな。

気になる方は是非!

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