【読書記録】『GOTH リストカット事件』

読書記録

前々から読もうと思いつつ、なんとなく読めていなかった一冊。
乙一さんの『GOTH リストカット事件』です。

今回紹介するにあたって調べたのですが、文庫本だと「夜の章」「僕の章」に分かれているみたいですね。
しかも番外編「モリノヨル」があるとか。そっちも読まなければ!

Wikipediaを見てみると、もともとライトノベル雑誌で発表されたのに、一般文芸として出版された作品のようです。
でも、気持ちわかる。これをラノベで出すのは、ちょっと躊躇われる(汗)
当時は中高生がラノベの主要読者でしたもの。
その彼らに本作は、刺激が強すぎそう(汗)

私はハードカバーを手にしたので、以下の作品を読みました。
「暗黒系」
「リストカット事件」
「犬」
「記憶」
「土」
「声」

愛を貫いた女性の物語『ピンク&シュガー

乙一さんらしい毒が埋め込まれていた作品でした!
久々に浴びると、「うっ」となりますね。好き〜!

本作の主人公とヒロインは、人が死ぬところを見るのが好き。
死体を見ても平気だし、死ぬ場面に興味あるし、健全な精神とは言えない感じ。
二人はそういった嗜好を共有できる間柄なのです。

だから、猟奇的な事件に巻き込まれてしまいます(汗)
内容は、読んでいただくのがいいかと。
スプラッタ系が苦手な人は目を背けたくなるの間違いなし!

私は「犬」が好き、かなぁ。
乙一さんらしいトリックが使われていたし、ちょっと狂ってるし(褒めている)。
「土」のラストも好き〜 あれは良い。

猟奇的な作品を読みたい方は是非!
好きな人はとことんハマる作風です!

なぜシロクマ書庫は解散したのか?『シロクマの背に乗る

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