【読書記録】『雪の練習生』

読書記録

ホッキョクグマが主人公の小説を、読まないわけにはいかないではないですか!(笑)
ということで、今回紹介するのは多和田葉子さんの『雪の練習生』です!

小説を選ぶ時、なるべくこれまで読んだことのない方の作品を、と探すのですが、つい見知った作家さんばかり選んでしまって(汗)
多和田葉子さんの作品は、今回が初めてです!(汗)なぜだ!(汗)

本作は、ホッキョクグマの祖母・母・息子、三世代小説。
でも、普通のホッキョクグマではないんです。
というか、読み始めたらまず混乱すると思います。

だって、自伝を書き始めるのですもの。

でもこれがいいの! この不思議な感じが、すごくいいの!
合間合間に、時代を感じる描写があり、どこかリアル。
それなのにホッキョクグマは、まるで人のように行動したりして……。
この独特の世界は、本当に、すごい。

愛を貫いた女性の物語『ピンク&シュガー

泣いた。最後の一文でもうダメでした。
こう、途中も危なかったんです。「おおぅ、これはぁ」って。
でも、「が、がんばれ私! まだだ、まだ早すぎる!」って、鼻をかみつつ読み進めて。
ラストで崩壊しましたぁぁぁぁぁ!(涙)

これは、この感情は、わかる人にはわかるし、わからない人にはわからないのでしょうね。
どうしようもないことと、苦しい気持ち。
なぜなんだと思いながら、でも変えられなくて。
それでも飛び込んでいくその感情が、愛おしくて。

いけない。思い出しただけで泣けてきた。

すごく不思議な小説です。でも、ここに描かれているのは、心です。
愛おしいなぁ……つらいなぁ……。

少し不思議な物語を読みたい方は是非。
私はボロ泣きです(涙)

なぜシロクマ書庫は解散したのか?『シロクマの背に乗る

コメント

タイトルとURLをコピーしました