【書評】名作かどうかは人による

書評・勉強になる本紹介

名作と呼ばれる作品は溢れんばかりにある現在。
「名作だから面白いはず!」と信じてページを開いてみたけれど、何が良いのかわからなくて泣きたくなったことが、誰にでもあるはず!
(私はドストエフスキーの『罪と罰』の上巻、泣きたくなるくらい眠かったです(涙))

そんな私が今回手に取ったのは、小谷野敦さんと小池昌代さんの対談集『この名作がわからない』です。
タイトルに惹かれました(笑)

不勉強な私は今回初めて知ったのですが、小谷野敦さんは以前、名作についてのツイートで炎上した(?)そうです(汗)
「名作がつまらないとは何事だー!」的な批判を受けたのだとか(汗)

なので、この書籍ではざっくばらんに「これは面白い」「これはいまいち」「これは好きじゃない」を、小池さんと語られています。

お二人の引き出しの多さに自分の不勉強が身に染みるぅ(大汗)
もっといろいろ読みます! 勉強します!(大汗)

これは愛を貫いた女性の物語『ピンク&シュガー

近代文学は前々から勉強したいな、と思いつつ、なんとなぁく作品をチラッと読んでは閉じていました(汗)
面白いと思える作品は、もちろんあります!
あるのですが、何が面白いのかよくわからない作品もあったりして(汗)
格式高くてプルプル震えちゃう作品もあります(汗)
嫌いではないのですが、忙しい毎日に読むのはつらいなぁと感じたり。

なので、「文学の良さがわかるようになるのは三十代過ぎてから」というコメントに励まされました!
プルプル震えたのは学生の頃だったので、もしかしたら今なら面白く思えるかも!
私、これからたくさん読みます〜!(涙)

本書を読んで、文学を語る人たちの評価がすでに出来上がった評価の上に組み立てられている可能性を、ぼんやりと感じました。
なるほど確かに、なんとなく好きになれなかったのはそういう視点があるからかも。
という発見もあったり!

対談集なので気軽にサクッと読めます!
近代文学について勉強したい、興味がある、という方は是非!

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