【書評】児童文学は奥が深い

書評・勉強になる本紹介

児童文学の歴史は大学の時にさらっと勉強したくらいです。
なので、大まかには知っているのですが、細かいところまで把握しているかというといささか不安でして(汗)

名興文庫のメンバーとして、これではいけない!
ということで、川端有子さんの『児童文学の教科書』を手に取りました。

本書は児童文学とは何か、から始まり、児童文学の歴史、分類、+αと、満遍なく説明されています。
まさに教科書!

また、合間に課題があったり、おすすめの作品が紹介されています。
知らない作品がいくつもあって、自分の勉強不足に真っ青です(汗)

それに、コラム! このコラムが面白いです!
コラムは川端有子さん以外の方々が筆を取られています。
内容は児童文学だけでなく、アニメや漫画、ライトノベルなど、幅広く説明があります。

児童文学の全体を知りたい、という方にはうってつけの本だと思います!

愛を貫いた女性の物語『ピンク&シュガー

私としては、本書を読んで自分が児童文学の何を勉強したいのかが明確になりました。

やっぱり、歴史が気になります。

児童文学が生まれたのは人類史から見ればつい最近のこと。
生活が豊かになったあとに注目されたのが、子どもという存在。
本書ではさらっとしか説明がされていないので、今度時間を作って別の本を読んでみようと思います。

それと、『ライトノベル』についてのコラム。
名興文庫にて界隈を騒がせたコラムを公開した身としては、注目しないわけにはいきませんでした(笑)

界隈を騒がせたコラム(笑)
 『ライトノベル』とは何か? はこちら
 『ライトノベル』の未来とは はこちら

『ライトノベル』とはどういったものなのか、本書のコラムではわかりやすく定義しているように思えました。
どのような定義なのか気になる方は是非、読んでみてくださいな!

天宮さくらの価値観がぎっちり!『シロクマの背に乗る

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