【書評】著作権は難しい

書評・勉強になる本紹介

著作権は難しいです。
いや、法律全般難しいのですが、それにしたって著作権は難しい(汗)

何が難しいかというと、グレーゾーンが広い部分。
あと、細かい。著作権といってもいろいろあります(汗)
しかもこれからはAIが出てきますし……著作権への考えが大きく変わりそう(汗)

今回は入門書に最適な、川上大雅さんの『駆け出しクリエイターのための著作権Q&A』を紹介します。

本書は弁護士である川上大雅さんが著作権の入門書として執筆した本です。
まず最初に著作権の基本をおさえ、次に例題を交えて「こういう時、どのように判断したらよいのか?」をわかりやすく教えてくれます。
後半には実際にあった訴訟を簡潔に紹介しています。

難しそうに見えるかもしれませんが、本書は本当に読みやすい!
比較的わかりやすいです!
判例集とか読むよりもよっぽど読みやすい(涙)

ただ、法律の文章は日常とはまるで違うので、目が滑ってしまう人がいるかもです。
そういう方は先に、法律の文章を読む入門書を読んだ方がいいかも。
(ちなみに私は過去にそういった本を数冊読みました(汗))

愛を貫いた女性の物語『ピンク&シュガー

本書は事例がたくさんあるので、すでにクリエイターとして活躍している人はいろいろな発見があると思います。
トラブル回避の方法も紹介しているので、少しでも不安があれば一度チェックしてみるのもいいかも。

けれど、本書の出版は2020年8月。つまり、少し古いです。
全部が全部、現時点でぴったりな内容とはならないかもしれません。

でも、法律の運用は判例の積み重ねで形作られていく部分があるので、まったくためにならない、なんてことはないはずです。
ただ、今の状況に即時対応できるかと問われれば、それはいささか苦しいかなって(汗)

大事なのは、アンテナを張っておくことだと思います。
そして、基礎・土台を作っておく。
そうすれば知識のアップグレードだけで済むので、一から勉強する必要はありません。

著作権を勉強してみよう、と思った方は是非!

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