実は、『ピンク&シュガー』の執筆でものすごく悩んだ人物がいます。
それは死亡した桃世の彼氏・銀杏田です。
彼の人物像をどこに着地させるのか、一時期真剣に悩んでいました。
悩んだら調査あるのみ!
ということで、書店をうろうろして見つけたのが小池真理子さんの『エリカ』です。
主人公エリカの親友がお風呂場で急逝した。
その告別式をきっかけに、エリカは親友の不倫相手と恋愛関係に発展していき……。
愛情の飢えと渇きを感じるような作品でした。
とにかく、不倫相手の男がひどい性格をしていて!
読んでいて「こういう悪い男に引っかかってはならない!」と、旦那さんがいるのに改めて決意しました(笑)
それと、不倫相手との恋模様がどうなるかだけではなく、エリカの身の回りで起きる不可解な出来事にも注目。
現代的なお話なのかもしれないです。
愛を貫いた女性の物語『ピンク&シュガー』
『エリカ』を読んでまず第一に思ったのが、「もっとちゃんと文章練って書いて!」でした(涙)
なぜかずっと過去調なんですよね……イマイチ世界にのめり込めなかったんです。
もうちょっと文章が練られていたら、違って読めたのかもしれないのですが、とにかくそこが気になって(汗)
ちょっと残念だったなー。
内容としては、不倫相手の性格がひどくて、うん。
こういう人物を描こうと思ったら、それ用にプロットを練らないといけないなと反省しました。
そうじゃないと酷さを上手に発揮できない(オイ)
『ピンク&シュガー』執筆のヒントになったかと問われれば、「こっちの方面での人物造形は、今回はパスだな」という発見があった点でヒントになりました!(笑)
それと、恋愛小説を恋愛だけで成り立たせるのはなかなか苦労が多いなぁと。
やっぱり私は恋愛を描くにしても、プラスアルファで発見や別の見方ができる部分が欲しいです。
好いた惚れただけは、読み続けるのがなかなか大変(汗)
気になった方は一度読んでみてくださいな〜!

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