【書評】みんな、呪いすぎ

書評・勉強になる本紹介

小説のネタ集めに呪い関係の本を読もうと思いました。
元々興味がある分野なのですが、勉強が中途半端で(汗)

今回手に取ったのは『見るだけで楽しめる! まじないの文化史 日本の呪術を読み解く』です。

こちらの本、実は新潟県立歴史博物館で開催された企画展をまとめたものになります。
 企画展「おふだにねがいを─呪符─」
 開期:平成28年4月23日〜6月5日

かなり人気の高い企画展だったらしく、図録は入手困難になっています。

本書はその企画展で公開した資料をベースに書籍化した本になります。
なので、写真がいっぱい! そしてフルカラーです!
こういった資料系の本でフルカラーはすごく嬉しい……!

これは愛を貫いた女性の物語『ピンク&シュガー』

新潟県立歴史博物館が主催ということで、メインで取り上げているのは新潟県のまじない関係です。
それにプラスして、安倍晴明や蘇民将来の説明など、よく知られているまじない関係も紹介しています。

呪いに使用されたと思われる人形や土器なども写真付きで紹介されているので、ページをめくるだけでワクワクします!

奈良時代・平安時代に起きた、記録として残っている呪詛事件ファイルが個人的におすすめです!
みんな、呪いすぎぃ!
それだけ呪いが身近にあったのだなぁと、日本の歴史に思いを馳せてみたりしました。

ちょっとお高い本ですが、まじない関係の入門書として楽しかったです!
気になる方は是非!

なぜシロクマ書庫は解散したのか?『シロクマの背に乗る』

コメント

タイトルとURLをコピーしました