最近のライトノベルはどのような作品があるのかを調べたくて書籍を探していた時、今回紹介する本に出会いました。
飯田一史さんの『ライトノベル・クロニクル 2010-2021』です。
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本書はライトノベルの歴史の中でも2010年から2021年の間で有名になった作品をメインに取り上げています。
といっても各年から5作品。
その5作品も、その年に書籍化した、というのではなく、その年に広く知られた作品です。
また、必ずしもそれに準拠しない部分もあったり。
各作品の内容や出版背景を記載していて、読むと興味がすごく湧きます。
また、その年にアニメ化したラノベの作品名も紹介してあるので、当時の流行がなんとなく感じられたりします。
そして、間にコラムが掲載されています。
『涼宮ハルヒ』シリーズ、ウェブ小説書籍化の歴史について、若者のラノベ離れ、西尾維新さん、中国と韓国のウェブ小説の現状、ボカロ小説・YouTube小説・LINE小説など。
どれもとても勉強になりました!
これは愛を貫いた女性の物語『ピンク&シュガー』。
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今回調べてみて思ったのが、ライトノベルはとにかく量が多すぎて全体を把握できない、ということです。
恐ろしいくらいの数が出版されて、ジャンルは多岐。
アニメ化される作品は数年前にヒットしたものが多く、数は年々増えるばかり。
どのアニメにどんなキャラがいたのか、把握するのも難しいくらいです。
やはり、ライトノベルという括りを作ったのは悪手だったのではないかな、と思います。
『ライトノベル・クロニクル 2010-2021』を読めてよかったです。
すごく勉強になりました。
気になる方は是非!
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