【読書記録】『おちくぼ姫』

書評・古典を読む

角川文庫の古典作品をオシャレなデザインで装丁した文庫シリーズが好きです。
(シリーズ名は特につけていないみたいです(汗))
文庫本の装丁は本当に大事。
それひとつで「買う」「買わない」が大きく変わります。

今回紹介するのは、田辺聖子さんが現代訳した『おちくぼ姫』です。
ものすっごく表紙が好きです!

『おちくぼ姫』は、10世紀末頃に書かれたとされる『落窪物語』を田辺聖子さんが現代語訳したものとなります。
そして、全部ではありません。「おわりに」によると、全体の半分くらい。
ですが、ここから先は面白みがなくなってしまうのだとか。
(私は原作の『落窪物語』を読んだことがないので曖昧な情報しか提示できず、申し訳ないです)

内容としては、日本版シンデレラ!
高貴な生まれのお姫さまは継母に縫い物ばかりさせられる生活をしていました。
ですが、その美しさは噂になり、都で評判の貴公子の耳に入りました。
貴公子はお姫さまと結ばれるのでしょうか?
……という物語です♪

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物語の舞台が平安朝時代なので、恋愛事情は現代とまるで違います。
その辺りをさらりと説明しつつ、物語は展開していきます。
身分、格式、愛のやり取り、結婚……。
難しく思われるかもしれませんが、本書はとても読みやすく、わかりやすいので大丈夫!

そして何より協調すべき点は、登場人物たちの個性的な動き!
それぞれが身分や立場の中で精一杯知恵を絞って、どうすれば問題を解決できるだろうか? と頑張っています。
意地悪な継母たちが悔しがる姿はどこか滑稽で、話のまとめ方にほっこりします♪

遥か昔からこうして面白い物語が紡がれていた事実にドキドキします。
気楽な気持ちで読める小説なので、気になる方は是非!

シロクマ書庫解散の裏側で何があったのか知りたい方は『シロクマの背に乗る』をどうぞ!

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