自分の想いを大事にする

小説創作裏話

 おはようございます! 昨日は楽しかった〜!

 最後のお話です。『トキ傳 愛慕の姫君』「5 想い」を公開しました。

 最新話はこちらhttps://kakuyomu.jp/works/16816927859561281168/episodes/16816927860273325740

 シリーズはこちらhttps://kakuyomu.jp/users/amamiya-sakura/collections/16816700427354826484

 *注意:このお話は『トキ傳 観月の宴』→『トキ傳 壮途の儀』を読んだ後にお読みください。

『トキ傳 観月の宴』はこちらhttps://kakuyomu.jp/works/16816700427354769295

『トキ傳 壮途の儀』はこちらhttps://kakuyomu.jp/works/16816700427557240235

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 今回で『トキ傳 愛慕の姫君』は完結です。とても短いお話でしたが、いかがだったでしょうか?

 短い話としつつも、この話を読むには事前に『トキ傳 観月の宴』『トキ傳 壮途の儀』を読み終えなくてはならないという(笑)めっちゃ大変(ひどい)

 でも、読んでもらうことでわかる伏線だったり、ネタバレだったりがあるので。うん、許して!

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 この『トキ傳』を執筆する上でとても大切にしていることがあります。

 それは、四季の移り変わりや時代の流れ。

 和歌や短歌って、言葉遊びをする文化があるじゃないですか。『トキ傳』もまた物語の構造を構築する時、それを念頭に置いていました。

 トキ = 時

 ええ、親父ギャグかっていうね! でも、トキは時代の移り変わりそのものなのです。それは『トキ傳 観月の宴』『トキ傳 壮途の儀』で何度も説明しています。

 この異世界ファンタジーは時の流れを描いている。

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 今回主人公であった紅流葉は、とても病弱。一年の半分くらいを伏せっている子です。だから彼女が四季を感じよう、と思ったら、身近にあるもので感じなくてはならなかった。

 それが庭であり、蓮華の咲く広場。

 わずかに得られる季節の移り変わりを、紅流葉はとても大事に思っている。だってそれは彼女の日常ではなかなか多くは得られないものだから。わずかな感覚を頼りに、一年をゆっくりと過ごしている。

 そんな彼女だからこそ、杏化天元の優しさも響いたのかな? と思ったり。

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 今回書いた『トキ傳 愛慕の姫君』は『トキ傳 壮途の儀』から次の話をつなぐ、ちょっとした短編小説でした。次はいよいよ、トキを迎えに行かなければなりません。

 楽しみに待っていただけたら幸いです。

 ではまた!

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