おはようございます! ウクライナ情勢が心配でなりません。
さて、『トキ傳 愛慕の姫君』「4 思い出」を公開しました。
最新話はこちらhttps://kakuyomu.jp/works/16816927859561281168/episodes/16816927860273318640
シリーズはこちらhttps://kakuyomu.jp/users/amamiya-sakura/collections/16816700427354826484
*注意:このお話は『トキ傳 観月の宴』→『トキ傳 壮途の儀』を読んだ後にお読みください。
『トキ傳 観月の宴』はこちらhttps://kakuyomu.jp/works/16816700427354769295
『トキ傳 壮途の儀』はこちらhttps://kakuyomu.jp/works/16816700427557240235
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今回は紅流葉が杏化天元を好きになった時のお話。
このシーンを描くにあたってパッと思い浮かんだ情景が、蓮華の花畑でした。
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少しだけ私の昔話をば。
昔、祖母の家近くに小さな広場がありました。広場はこじんまりとしていて、周囲の住宅に隠れるような場所にありました。でも日の光が程よく当たり、ちょっとした秘密基地のような場所でした。
春になるとそこには蓮華の花が咲いて、とても可愛らしかったのをよく覚えています。
私はぶきっちょだから、蓮華の花冠は作れない。けれど蓮華を見ることは大好きで、その場所がとても好きでした。
たぶん、今はもう潰されるか整理されるかしていると思います。本当にびっくりするくらい、不思議なスペースにあった場所でした。
あれは私の夢なのかな? と思うことも。
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紅流葉の初恋を描くにあたって、その光景を思い出しました。
春風に揺られる蓮華の花たち。愛らしく、可愛らしい花だと思います。大好きです。
そして蓮華の花言葉を調べて「これはピッタリだな」と思いました。
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蓮華の花言葉は「心が和らぐ」「あなたと一緒なら苦痛が和らぐ」です。
紅流葉にとって杏化天元は、蓮華のような存在なのです。
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さて、明日は最終話。静かな紅流葉の恋心を最後まで見ていただければ幸いです。
ではまた。
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