大名になる必須条件

小説創作裏話

 みなさん、おはようございます! 寒い! 指がうまく動かない! そして多くの人は今日が仕事納めなのではないでしょうか? 私もです! 一年頑張った! その記事を年末に書こうそうしよう。

 ということでカクヨムで連載中『トキ傳 壮途の儀』「15 市来」を公開しました!

 最新話はこちらhttps://kakuyomu.jp/works/16816700427557240235/episodes/16816700428487560067

『トキ傳 壮途の儀』はこちらhttps://kakuyomu.jp/works/16816700427557240235

 今回はついに大名の市来とのお話です! やっぱり役人とは話す内容が違いますよね! 市来は程よく役人仕事をしつつ、商売もやっている。だからこその視点です。

 ここでちょいと裏話。今回のトキ傳では時代的に識字率は低いです。が、市来や伽耶は文字書けるし読める。これはやっぱり商売をしていて文字の重要性をよくよく理解していたからなんですね。そして役人は文字を読み書きできなければ務まらない。

 つまり、大名になろうと思ったら一番最初に身に付けなくてはならない技術は文字の読み書きです。

 日本はそのあたり本当に恵まれた国だよなぁと思ってる。アフリカとかさ、学校がなくて大変とかよく聞くじゃない? それも今現在のデータと付き合わせたらまた違うのかもしれないけれど、青年海外協力隊の募集とか見ると、なかなかに大変そう。

 その中で権力を握れるのはやっぱり、文字を扱うことができる人なのです。

 ビジネスのジャンルにストックビジネスという、置いといたら売れた時に利益を得る商売方法があります。これは印税とかYouTubeの動画再生数での収入だったりをさしますね。つまり、そこに常に自分がいなくても大丈夫な状況で利益が発生している。

 文字は、それが出来る重要な武器なんですよ。

 自分がいなくては商売が成り立たないでいえば、お医者さんなんかまさにそれですよね。自分が診察しなきゃ客からお金もらえない。これだと一日二十四時間ヒーヒー言って働いて、どこかで天井がくる。でも文字を使っての商売に切り替えたら、それがコロッと変わる。医者の場合でなら本を出版するとか、さ。

 トキ傳の世界でもこれは有効なんですよ。やっぱ文字の読み書きが出来るのは強い。そういう人は情報を取捨選択することができるし、相手に自分の気持ちを正確に伝えることもできる。そこに時間や距離は関係ない。

 だから市来や伽耶は大名になれたのです。

 まあ、大氏なんかは必須教育としてやってるので、なかなかに身分差があるけれども。それでも民間がそこにきちんと時間と労力を投入できるのは凄いことなのです。商売人ならでは、ですな。

 今回はこの辺りで! 明日はついに伽耶ですよ!

 ではまた!

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