おはようございます! 十二月最後の週ですね! この一年、ものすっごく充実してた! その感想記事を年末最後に書きたいな。ふむ。
さて、カクヨムにて連載中『トキ傳 壮途の儀』「14 桂宗天元」を公開しました!
最新話はこちらhttps://kakuyomu.jp/works/16816700427557240235/episodes/16816700428487543001
『トキ傳 壮途の儀』はこちらhttps://kakuyomu.jp/works/16816700427557240235
杏化天元のお父さんであり先代天元である桂宗天元との思い出話です。早々とお亡くなりになってるんですよねぇ。心臓は甘くみちゃあかん。
桂宗天元が天元になったのは三十代くらい、じゃないかな? 幼い頃から地方のあちこちでまだ戦を繰り広げておりました。地方の豪族が反発したり盗賊が出たりでね。だから大氏たちも戦対策とかしてたのです。
んで、大きな戦に関しては天元(皇子の時代含む)自らが赴いて指揮を取ったりとかも、ほんの少しだけれどもありました。それも四十代になる頃には大体治っていて。だから杏化天元がまだ小さかった頃はほとんど戦が終わってた。
トキは桂宗天元よりも前の天元とも戦に出ては戦い平定し、を繰り返してた。だからああ見えて戦のことがよくわかっているし、武器の扱いもたいしたもんですよ、トキ。桂宗天元は皇子の時代から、戦場に行くときはトキが側にいてくれたりした。
だから桂宗天元はトキと戦友になれた。同じ苦労を分かち合い、背中を預けて戦った。だから桂宗が皇子から天元になった時もスムーズにことが進んだのでございます。
杏化にはそれがなかった。だから彼はどうしたらよいのか迷った。
桂宗天元のアドバイスである「戦友ではなく友となれ」は、まさに時代の転換を表しているのです。戦があった時代から安定の時代へ。トキとの関係を変える時がきた。それが、杏化天元の治世でトキが巣立つ理由。
小説だけを読んでここまで察することができる人は本当に想像力豊かだし、私が細かく散りばめたヒントを手繰り寄せることのできる名探偵だと思う。丁寧に読んでくださってありがとうございます!
さて、いよいよ明日からは大名との話し合い。お楽しみに!
ではまた!
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