立場が違えば見え方も違う

小説創作裏話

 メリークリスマス! ですってね! まったくもってクリスマスらしい準備ができていなかった今年でしたが、無事にチキンを食べワインを飲んだよ! ケーキ美味しい!

 さて、今日はカクヨムにて連載中『トキ傳 壮途の儀』「12 嘉穂家」を公開しました!

 最新話はこちらhttps://kakuyomu.jp/works/16816700427557240235/episodes/16816700428487514883

『トキ傳 壮途の儀』はこちらhttps://kakuyomu.jp/works/16816700427557240235

 今回は嘉穂家に行ってきたよ! そしていろいろ言われつつ、ここから少しずつ強くなっていく杏化天元。やっぱり人は一度傷つかないと強くはなれんのです。

 何より杏化天元は反省し直していこうと前向きに動けるから良い子。

 さて、今回は嘉穂がトキをどのように見ているか、が語られています。嘉穂からしたらトキは無駄なものなのですな。さすがは抜かりなさの嘉穂。浪費が嫌いなご様子。

 嘉穂からしたらトキは「なんであいついるんやろ?」状態なんですよ。嘉穂が廟議に参席した時は桂宗天元の治世。あの頃のトキは桂宗天元の言葉に頷くばっかり、に見えたんですね。そりゃまあそうでしょう。国は安定してたし、廟議以外の時間にも桂宗天元にべったりで国の方針を話し合っていたんだから。そりゃ、廟議の席ではうんうんそうだねーと頷くばかりになる。

 でも、嘉穂はそれを知らない。「あいつ、廟議の席ではいつも同意ばっかりやん。たまには非難とかせえよ」となるわけでして。トキからしたら「いやそこの部分はもう話し合ってきたから」ですね。

 同意ばかりするトキが廟議の席にいる必要ある? ってのが嘉穂の意見。そんなの、天元家で飼ってればいいじゃん、宮中内には必要ないじゃん、と考えるわけですよ。それがたとえ神の御使としても、ね。

 天元家からしたらトキの存在は「神様が俺たちのバックについてるんやー!」で強気でいられる根拠。だから大切に扱うし、貶すなんてことしたくない。

 宮中から追い出すような真似をしたくないんですよ。

 さて、あと残す大氏は宇木のみ。宇木が何を考えているのか、お楽しみに!

 ではまた!

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