みなさん、おはようございます! 今日も手指がプルプルでタイピングしにくいったらありゃしない! でも元気です!
さて今日も更新しましたカクヨムにて連載中『トキ傳 壮途の儀』「10 宣呼」です。
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『トキ傳 壮途の儀』はこちらhttps://kakuyomu.jp/works/16816700427557240235
合間合間で語られていた第一皇子・宣呼の登場です! いやぁ彼らしい登場の仕方を書けて満足です! 杏化天元が疲れ切っているところに酒で飲んだくれているとか、嫌味が上手。
今回ちろりと書いているのは、身分差の話ですね。召使いは酒が飲めんのですよ。やっぱり昔は酒は高級品で、まあ今も高いのを探せばいくらでもある世の中ですけれど、下っ端の雇われは気軽に飲めるものではなかった。それは杏化天元も同じで、宮中にあるのは国の備蓄。民の資金援助があって初めて得られるものなのです。
そこを考えずに召使いに飲ませたから宣呼悪い、になるのですが。
身分差別はやめようとか差別は良くないとか、そういった意見も大切だと思うのです。彼らは身分が低くお酒を飲める環境ではないから振る舞ってあげた。その宣呼の優しさは、必ずしも悪いとは思いませぬ。身分差をなくして対応する。宣呼が先代天元から直接教えを受けられなかったその鬱憤が、そういった思考に繋がっているのかな、と。
でも杏化天元のここの指摘は大切で。振る舞うことは悪くない。でも、そのやり方は間違っているだろう、と。
物事を見ていく時、結末だけ見てああだこうだと意見を述べる人がいるけれども、やっぱり手順は大切だと思うのですよ。宣呼が召使いを憐れんで酒を振る舞うというのなら、それは彼が買って与えるべきであり、宮中の物を私物化してはいけないのです。そこが、伽耶家が教えることが出来なかった教育の部分ですね。
さて、この部分を読んだあなたはどう考えますか?
ではまた次回!
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